今後のセミナー

2024年7月20日 第170回 竇少杰 氏

VUCA時代における中国家族企業の経営と事業承継

講演案内

VUCAとはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの英単語の頭文字をとった造語であり、「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味している。いま、人類社会はまさにVUCA時代に入っている。このような時代において、一般の人々の生活もその影響を受けており、企業を取り巻く環境も激変している。ところが、中国の家族企業はこのVUCA時代による厳しい外部経営環境の激変に直面しているだけでなく、世代間のバトンタッチを中心とする事業承継問題による難題にも、持続可能な経営の実現を目指した成長モデルの転換による緊迫性にも同時に直面しており、まさに三重苦を抱えているのである。ではこのような厳しい現実のなか、中国の家族企業はどのように苦境を乗り越えようとしているか。事業承継問題において、中国の家族企業は直面しているもっとも重要な難題とは何か。事例を取り上げながら現在中国の家族企業の真実を探る。

所属:濰坊学院副教授・同志社大学中小企業マネジメント研究センター研究員

略歴

1976 年中国山東省青島市生まれ。中国の寧波大学を卒業して2001 年 11 月来日。2009 年同志社大学大学院社会学研究科産業関係学専攻博士課程後期修了。博士(産業関係学)。
同志社大学技術・企業・国際競争力研究センターにて特別研究員、北京大学政府管理学院客員研究員、ミシガン大学訪問学者、立命館大学経営学部講師を経て2024年から現職。

主な業績

『中国企業の人的資源管理』(中央経済社、2013 年)
『百年伝承的秘密︓日本京都百年企業的家業伝承』(中国語・浙江大学出版社、2014 年)
『現代中国の経済と社会』(中央経済社、2022 年)
『“新常態” 中国の生産管理と労使関係』(ミネルヴァ書房、2022 年)
『東アジアの家族企業と事業承継』(文眞堂、2023年)等。