今後のセミナー

2025年1月11日 第174回 新宅 久夫

『留用』についての考察と体験

講演案内

 1945年8月以降、数万人にも上る人が「留用日本人」として中国に留め置かれました。「留用」とは「一定期間留めて任用する」という意味の中国語です。
 「留用日本人」とその家族は中国の国家建設に協力させられました。1953年に帰国できるまでの体験と考察をお話し、現在も昆布取引など日中間の貿易業務に従事する一方、日中友好運動を継続していることを お伝えしたいと思います。

所属:関東日中平和友好会(留用体験者で組織された会)会長

略歴

1935年中国長春に生まれる。
1946年8月日本敗戦をハルピン市で迎えた。
父が中国側の要請で、医療従事者として残留、一家は国共内戦に巻き込まれ、8年間中国各地を転々とした。
1953年6月に帰国。60年間、日中貿易に従事し現在も継続中。