2025年10月11日 第182回 堀井弘一郎 氏
留用された日本人技術者たち(甘粛省天水)-.jpg)
「留用」が問う戦後日中関係史の空白
-旧「満洲」・台湾・関内各地の状況を俯瞰して-
講演案内
TAS(華人研)第174回(新宅久夫氏・2025年1月)の旧「満州」における「留用」体験報告に続いて今回は堀井弘一郎氏より台湾、関内各地まで視野を広げて、敗戦から始まった「留用」についての学術的報告と解説を試みていただきます。第187回(小宮紀元氏・2026年5月予定)の「家族の留用」「遼寧大連大学卒業」「クラレビニロンプラントLT貿易従事」の体験報告に繋がります。

話題提供者:堀井弘一郎(ほりい こういちろう)氏
所属:元日本大学非常勤講師
略歴:
1952年生まれ。1976年京都大学法学部卒業。2009年日本大学大学院総合社会情報専攻博士後期課程修了。
博士(総合社会文化)。都立高校、大学講師講師、上海市史研究会事務局長等を歴任。専門は中国近現代史・日中関係史。
高校で世界史担当の経験から、本年朝日カルチャーセンター(横浜)にて世界史の講師も務めた。
主な著書、共著書:
「満州」から集団連行された鉄道技術者たち(創土社)
戦時上海グレーゾーン (アジア遊学 205) 勉誠出版
上海の戦後―人びとの模索・越境・記憶 (アジア遊学236) 勉誠出版