2025年2月8日 第175回 堀田 暁生氏・奥田 裕樹氏
軍都大阪に残る戦争遺跡・
旧真田山陸軍墓地とその保存
「溝部素史大尉の経歴とその死について
―創設期兵学寮生徒の書簡より」
講演案内
2024年11月9日に玉造の旧真田山陸軍墓地にて開催したセミナー・見学会への反響が多く、保存を考える会の各位のご協力の下、通常の例会場所でのアンコール開催が実現しました。
奥田理事は、西南戦争・日清戦争・日露戦争を大きな区切りとした解説と更に充実した画像で墓地の全体像を俯瞰説明します。堀田理事からは、若くして出世昇任した溝部大尉(山口県出身)を実例としてあげ、真田山に埋葬されるまでの足跡や書簡を通じてより深く歴史の実相に切り込みます。
前回フィールドワークに参加できなかった方、戦争遺跡により深く触れたい方の参加をお待ちします。
話題提供者:堀田 暁生 氏
所属:旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会理事
略歴:
旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会理事
大阪府生まれ。関西学院大学、同大学院にて日本史専攻。
文学修士。前大阪市史編纂所長。川口居留地研究会代表。
『大阪川口居留地の研究』共著 思文閣出版、1995。
『大阪の地名由来辞典』東京堂出版 2010、『大阪の国際交流史』1991、など
話題提供者:奥田 裕樹 氏
所属:旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会理事
略歴:
1980年生。京都府在住。
「日本最古の陸軍墓地と日露戦争戦死者葬儀」
(『日本の歴史を突き詰めるーおおさかの歴史』地方史研究協議会編)
「日露戦争と戦死者慰霊―常陸丸事件の部隊葬を事例に」
(原田敬一編『近代日本の軍隊と社会』吉川弘文館)など。